バリバラでの「相模原障害者施設殺傷事件」
バリバラで「相模原障害者施設殺傷事件」について緊急討論会をやっていた。
さすがだ、そしてバリバラが扱うべきテーマだし、こういうときバリバラは心強い。
出演者はとても冷静に意見を述べる。
VTRも公平な作りだと思った。
出演者の半分くらいは障害者で、実際に施設に入っていたときのエピソードなども話してくれた。
「ああはなりたくない」と言っていた若い職員も、1年ほどで職場の先輩の指導や環境で当初の理想からかけ離れたものになっていったんだとか。
番組に寄せられた沢山の意見の一部を紹介していたが、実際に福祉施設の職員として働いている方などから
「理想に燃えて職に就いたが、現実に辟易していく加害者の気持ちもわからないでもない」
というような意見が少なくなかった。
もちろん犯罪に走るのはいけないと言っているんだが、実際の現場の厳しい状況が伺える意見だと思った。
そして、この事件が特殊な一人が起こした特別なケースとして終わらせるのではなく、世の中全員で何が問題なのかを考えてほしいという意見が多かった。
番組後半には「優生思想」についての説明も。
話の導入はやはりナチス、ヒトラー、なんだが。
しかしこの思想は20世紀、ドイツだけでなく広く世界を覆っていた、と。
日本も例外ではないということで、1996年まであった優生保護法を紹介していた。
「不幸な子どもの生まれない運動」なんてポスターなど。
最後に事件再発防止に対する取り組みなど紹介して番組は終了した。
仕事の関係で障害者施設に行くことがある。
本当にごく稀に「うるさい!」「だまれ!」という怒号が聞こえることがある。
なんて怖い声で酷い言い方をするんだろう、と驚いたことがあった。
若い男性職員だったが、どう諭したら伝わったのか。
ゲンコツで解決できることではないのは間違いないんだが。
別の施設では疲れ切って表情が動かない職員もいた。
もう鬱なんじゃないだろうか、と思うほど。
俺と福祉施設との繋がりなんてこんな程度なんだけど、想像しただけでもキツい職場だろうと思う。
いつからか徘徊する障害者を見なくなった。
ウチは田舎なためか、子供の頃には一つの部落に一人くらい歩いていたと思う。
さすがに暴力的な人は当時から施設に入っていたのかもしれない、みんな基本的に穏やかだったから。
彼らをみんなが気遣い、保護していたわけではなく。
やっぱり邪魔に思う人も多いし、からかうこともあったはず。
あの人はアレだから、あの家はアレの家系だから、というような差別もあったろうね。
でもさ、障害者が徘徊している状況というのは、そのコミュニティーはある程度その人を受け入れているとも言えるわけで。
もしかしたら障害者に対して暴力を振るう心無い人もいるかもしれない。
でも普段から接している人を殺すところまではいかないんじゃないだろうか。
このことは今回の事件とは関係ないかもしれないが、あまりにも隠しすぎていないだろうか。
生活様式も変わってしまって、施設に預ける以外に生活ができないという人もいるだろうけど。
家の中にまるで監禁されているような様子を知るとゾッとする。
普段から障害者を見る機会がある方が、全く接することなく成長する人よりは受け入れられるような気がするが。
今回の事件で障害者との関わり方を考えるような世の中になってほしい。
「あの人には言ってもわからないから」という程度のことは普通の人が悪気なく言う。
いや、そうとは言い切れないだろ、と俺が言う。
あのときの職員は愛想笑いで終わらせてたな。
さすがだ、そしてバリバラが扱うべきテーマだし、こういうときバリバラは心強い。
出演者はとても冷静に意見を述べる。
VTRも公平な作りだと思った。
出演者の半分くらいは障害者で、実際に施設に入っていたときのエピソードなども話してくれた。
「ああはなりたくない」と言っていた若い職員も、1年ほどで職場の先輩の指導や環境で当初の理想からかけ離れたものになっていったんだとか。
番組に寄せられた沢山の意見の一部を紹介していたが、実際に福祉施設の職員として働いている方などから
「理想に燃えて職に就いたが、現実に辟易していく加害者の気持ちもわからないでもない」
というような意見が少なくなかった。
もちろん犯罪に走るのはいけないと言っているんだが、実際の現場の厳しい状況が伺える意見だと思った。
そして、この事件が特殊な一人が起こした特別なケースとして終わらせるのではなく、世の中全員で何が問題なのかを考えてほしいという意見が多かった。
番組後半には「優生思想」についての説明も。
話の導入はやはりナチス、ヒトラー、なんだが。
しかしこの思想は20世紀、ドイツだけでなく広く世界を覆っていた、と。
日本も例外ではないということで、1996年まであった優生保護法を紹介していた。
「不幸な子どもの生まれない運動」なんてポスターなど。
最後に事件再発防止に対する取り組みなど紹介して番組は終了した。
仕事の関係で障害者施設に行くことがある。
本当にごく稀に「うるさい!」「だまれ!」という怒号が聞こえることがある。
なんて怖い声で酷い言い方をするんだろう、と驚いたことがあった。
若い男性職員だったが、どう諭したら伝わったのか。
ゲンコツで解決できることではないのは間違いないんだが。
別の施設では疲れ切って表情が動かない職員もいた。
もう鬱なんじゃないだろうか、と思うほど。
俺と福祉施設との繋がりなんてこんな程度なんだけど、想像しただけでもキツい職場だろうと思う。
いつからか徘徊する障害者を見なくなった。
ウチは田舎なためか、子供の頃には一つの部落に一人くらい歩いていたと思う。
さすがに暴力的な人は当時から施設に入っていたのかもしれない、みんな基本的に穏やかだったから。
彼らをみんなが気遣い、保護していたわけではなく。
やっぱり邪魔に思う人も多いし、からかうこともあったはず。
あの人はアレだから、あの家はアレの家系だから、というような差別もあったろうね。
でもさ、障害者が徘徊している状況というのは、そのコミュニティーはある程度その人を受け入れているとも言えるわけで。
もしかしたら障害者に対して暴力を振るう心無い人もいるかもしれない。
でも普段から接している人を殺すところまではいかないんじゃないだろうか。
このことは今回の事件とは関係ないかもしれないが、あまりにも隠しすぎていないだろうか。
生活様式も変わってしまって、施設に預ける以外に生活ができないという人もいるだろうけど。
家の中にまるで監禁されているような様子を知るとゾッとする。
普段から障害者を見る機会がある方が、全く接することなく成長する人よりは受け入れられるような気がするが。
今回の事件で障害者との関わり方を考えるような世の中になってほしい。
「あの人には言ってもわからないから」という程度のことは普通の人が悪気なく言う。
いや、そうとは言い切れないだろ、と俺が言う。
あのときの職員は愛想笑いで終わらせてたな。
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