疲れたから面白く書けない

本に限らず、紙媒体はできるかぎりこの世のどこかに残していったほうが良いと考えている。
だからなるべく捨てずに売りにいく。
お金が欲しいわけじゃないからタダで引き取ってくれても良いんだけど。
しかしそういう提案をすると、いろいろ哲学的に引っかかりもあるのでそうはしないんだけど。

30分後にもう一度呼ぶとか。
検品の終わった本の山に「終わりました」と札を掛けるとか。
接客したときに顔を覚えてて、声をかけるとか。
トイレの中にもスピーカーを付けるとか。
何か一つでも実行されてればな。

数時間待っただろうか。
じんわり暑いし、疲労が溜まっているらしく体力も限界。
もちろんベンチなんて設置されてないし。
ずーっとカウンターに俺が持ち込んだ本が積み上げられているようだけど。
終了したのか聞いて、もし作業が終わってなかったら急かすことになるし。
しかし本当に疲れ切っていたので「もしかして終わってますか？」と声をかけた。
それはやはり終わっていて。
何人も居てそんなに忙しいようには見えなかったが。

「どうやら聞き逃したようで」というこちらが言うと
「何度か番号をお呼びしたんですが」とのこと。
もはやこの返しに反応する気力もない。
きっとトイレに居る数分にまとめて「何度か」番号を呼んだんだろう、それでは意味がないんだが。

疲れたな。
すごく疲れた。