ステージに立つということはだな
今年は立川談志の3回忌とのことで特番が多かった。
TV初、という高座がいくつも放送されて、ありがたい。
芝浜ももちろんあって、でも昔観た芝浜のほうがよかったな。
最後の酒を持ってるシーン、本当に美味しそうに見えたもんな、少し光り輝いているような。
でも衝撃だったのは1995年7月7日国立演芸場「ひとり会」での「小猿七之助」という噺。
冒頭から調子が悪い。
吃ったり。
徐々に言葉が出なくなってくる。
変な間だなと思ってるうちにどんどんひどくなっていく。
座布団から扇子がカタンと音をたてて落ちる、らしくない。
言葉が止まると動きも止まる。
きっと完璧に連動しているからなんだろうな、練習をたくさんしているんだろうな。
話して止まって、その表情は痴呆のような。
しかし辛い。
観ているほうがね。
もう止めて高座を降りてもいいんじゃないか。
あまりに痛々しい。
もっとも冒頭の枕から言ってはいたんだが。
会話もままならず
最後までできるかわかりませんよ
悪性ながら努めさせていただきます
命をかけての一席
とか
私みたいなプライドの高いのってぇのはね
芸をなんだと思っているんだ
とか
もう、降りてくれ、降りて大丈夫だ、十分やったよ。
でも談志は最後までやりきるんだね。
すげぇ、さすが、これが談志。
終わった後はずっと謝ってた。
しばらく私の高座には来ないほうがいい
そういえば生前、高座に上がっても言葉がでなかったりするんだよ、なんて話してたことがあったな。
こういうことだったのかも。
談志はこういう映像が残ってるのはどう思うだろう。
これはこれとして受け入れるのかもな。
なんというか、気迫というか、芸に対する執着、いや信仰かな。
素晴らしい姿を観た。
TV初、という高座がいくつも放送されて、ありがたい。
芝浜ももちろんあって、でも昔観た芝浜のほうがよかったな。
最後の酒を持ってるシーン、本当に美味しそうに見えたもんな、少し光り輝いているような。
でも衝撃だったのは1995年7月7日国立演芸場「ひとり会」での「小猿七之助」という噺。
冒頭から調子が悪い。
吃ったり。
徐々に言葉が出なくなってくる。
変な間だなと思ってるうちにどんどんひどくなっていく。
座布団から扇子がカタンと音をたてて落ちる、らしくない。
言葉が止まると動きも止まる。
きっと完璧に連動しているからなんだろうな、練習をたくさんしているんだろうな。
話して止まって、その表情は痴呆のような。
しかし辛い。
観ているほうがね。
もう止めて高座を降りてもいいんじゃないか。
あまりに痛々しい。
もっとも冒頭の枕から言ってはいたんだが。
会話もままならず
最後までできるかわかりませんよ
悪性ながら努めさせていただきます
命をかけての一席
とか
私みたいなプライドの高いのってぇのはね
芸をなんだと思っているんだ
とか
もう、降りてくれ、降りて大丈夫だ、十分やったよ。
でも談志は最後までやりきるんだね。
すげぇ、さすが、これが談志。
終わった後はずっと謝ってた。
しばらく私の高座には来ないほうがいい
そういえば生前、高座に上がっても言葉がでなかったりするんだよ、なんて話してたことがあったな。
こういうことだったのかも。
談志はこういう映像が残ってるのはどう思うだろう。
これはこれとして受け入れるのかもな。
なんというか、気迫というか、芸に対する執着、いや信仰かな。
素晴らしい姿を観た。
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