21日は龍岩祭へ行ってきました。
龍岩祭、飛び入りします。
16時10分からです。
御用とお急ぎでない方はよろしくお願いします。
ということで、山形は蔵王へ行ってきました。
スキー場を利用しての野外ロックフェス「龍岩祭」。
仕事を一生懸命こなしていたらフッと一日空きまして。
その日にちょうど龍岩祭がありまして。
じゃあ行かねば、と前日の夜に決めたんです。
龍岩祭を知ったのは2012年4月7日の打ち上げで。
山形のRED EYEというとても感じの良いバンドがいてね、彼らから教わった。
龍岩祭には飛び入り枠が設定されている。
もちろん一番小さいステージだし、招待されたバンドより前の出番なんだけど。
予約はできず、先着順ということでね。
本部開設が9時30分ということなので6時起き。
超早いよ、起きれるかな、起きれなきゃやめよう。
で、起きるんだよね(笑)。
道に迷いながらもどうにか到着。
早速本部に行って「飛び入りの枠はまだ空いてますか?」と聞くと、こちらじゃわからないので「みちくさ堂」で聞いてください、と。
みちくさ堂(という名前のステージ)へ行き、聞くと「まだ受付開始していません、12時30分からです」と。
マジか。
プリントアウトしてきたやつをよく見ると、たしかに飛び入り受付は12時30分からとタイムテーブルに書いてある。
なんてこったい、2時間半何しよう。
会場を見て周ったけどそんなに時間をつぶせるわけもなく。
駐車場の係りの人も居なかったり、たしかに早すぎた雰囲気はある(笑)。
どうにか11時半になり、受付のために並ぶことにした。
今日の枠は3つ。
直前になるともう一人並んだ。
沖縄出身だけど新潟大学へ通ってたことがあって「たにし」と名乗った。
そして受付開始。
と同時にもう一人来た、これで今日の枠は埋まった、平日なのに凄いね。
(しかし後に一組キャンセル)
先着順で出番を選べるので一番最後、16時10分を選んだ。
メインステージの開始が16時とかだから、なんか本格的なスタートは16時ってかんじがして。
心配してたCDJは問題なく使えるとのことで。
次の心配、機材の搬入。
ステージに近いところは車の進入禁止。
一番近い一般向けの駐車場でも100mくらいある、半分は急な坂道。
よし、持つか。
ベースとCDJとマルチエフェクターとベースアンプと、普段のセットを全部。
アンプを運んで握力が終わったね。
地面をゴロゴロやると振動が機材に悪そうで、結局持ち上げて運ぶという。
もう、機材を減らす努力をしないとかね。
あーあ、もう腕がぷらんぷらんだよ。
出番が近づくと雨が降ってきた、予報だと18時からだったのに早いね。
サウンドチェックは滞りなく。
きっと密室ではないから外音に悩まされることがないんだろうな。
モニターのヴォリュームの調整だけ。

いよいよ本番。
いつものSEでスタート。
ゆっくりベースを構えて、音が、出ない。
まあ、慣れたもんで一つづつチェックしていって解消、そのまま1曲目へ。
お客さんはゼロ。
雨だし、平日の16時だし、メインステージも始まったし、こんなもんかな。
1曲目が終わると2人見ていてくれた。
嬉しくなってついお辞儀をしたよ、深く深く(笑)。
それから少しづつ増え続け、終わるころには10人くらいになっていたかな。
個人的にはとても嬉しい。
MCではRED EYEの名前を出したけど反応はイマイチ。
クソ!
よし、いつか一緒にメインステージで対バンしよう。
でもRED EYEはとてもポジティブなエネルギー溢れる好青年達だからね、特に山形の人なら見に行ったほうがいいと思うな。
演奏はとてもやり易かった。
やはり外音が邪魔しないってのは大きいな、俺の場合。
というわけで本番終了。
そういえば初県外だし初野外だったな。
なかなか評判も良かったような気がする。
知らない人が好意的な態度で接してくれたり。
そう、演奏が終わると周りがフレンドリーになるって不思議な現象だよね。
自己紹介みたいなことだろうか、自分が何者であるか、と。
それで周りの人も少し安心できる、みたいな。
でも基本的に親切だったな、みんな。
機材を片付けるときはスタッフの方が手伝ってくれたし(大人らしく遠慮のラリーはしましたよ、笑)。
その時だけは雨が止むという。
雨のためステージのスピーカーにカバーがかけられててハイの出がイマイチだったのだとか。
すいません、とか言ってたけど、仕方ないし、わからないし。
でも演奏はし易かったです、ありがとうございました。
その後は他の人のライブを見たり、ピザを食べたり、普通にフェスを楽しんできました。
日が暮れてからのメインステージはカッコ良かったな。
VJの人が付いているんだね。
空気がしっとり冷えて、そこにEDMが轟音で流れているというのは。
そりゃカッコいいよな。
という一日でした。
RED EYEのベースの阿部さんに久しぶりにメールしたり、よかったな。
そして、山形の人は本当に親切です。
ここで書いていない細々したことがたくさんあって。
龍岩祭自体は小規模のフジロックみたいだと思った。
小さいのもいいもんで、フジロックだとステージ間の移動だけでクタクタになるけど、龍岩祭はストレスなく移動できる。
ピザも美味しかった。
ヒッピー的な雰囲気が強いかな。
もっと大々的にアピールしたほうが良いんじゃないかな。
とても素晴らしいフェスでした。