
17日のライブ。
先日書いたように少し変わったイベント。
オールナイトで飲み放題、今回は飲み明かすぜ!と思っていたんだが次の日に仕事が入った。
残念だが仕方ない。
当日は19時に集合、軽く打ち合わせがあった後20時に開演。
出演順を大喜利で決めるということだったので、それがドキドキ。
何気に大喜利のセオリーとか勉強したりして。
で、実際は謎かけ、大喜利、なぞなぞ、など。
良い答えをした人から好きな順番を選べるシステム。
残念ながら1抜けはならなかったが希望通りの1番手をゲット。
そもそも荷物の量が違っててね、俺だけベースアンプ、ベース、エフェクター、ターンテーブル、といつものフル装備。
みんなほぼ手ぶらなんだもんな。
弾き語りの人が多くて、ステージ上のギターをみんなで使うかんじ。
これは、俺浮いてるんじゃないかなと思って、それで1番手。
休憩があって、そのうちにセッティングをして軽く音を出して確認。
いきなりやりやすい音で驚いた。
数十秒でOKを出して本番。
一度引っ込み、SEを流し、ベースを構え、B7をジャーンと、ジャーンと鳴らない。
一つ一つ確認するとジャックが抜けかけてた、焦るね。
1曲目、始まるとベースの音がでか過ぎる。
うわ、やべっ!でけっ!と思いながら弾いてみたけどあっさりリズムを見失った。
うーん、これは・・・やり直そう。
あーあ、ついに止まる日がやってきたか、いつかやるとは思っていたが、なんて考えながらリズムトラックをやり直し。
こういうとき、気の効いた一言でも言えると良いんだけどね、経験不足だね。
その後はまあそれなりに。
今回は10分なので1曲目を半分にしてMC,そして3曲目。
最後、再び怪しくなったが、まあいいさ。
なんだかしくじった悔しさより楽しさが圧倒的だったから。
ライブが終わり、機材を片付けていると次の人がもう始まる。
顔とか洗いたいけど、そんな時間はないので急いで客席へ。
他の人のステージを観て、片付けて、ってやってた。
すると廊下に細身で背の高い青年が。
軽い気持ちで「飛び入りしないんですか?」と聞いてみた。
すると「一緒にやりませんか」という意外な答えが。
踊るのかな?と思ったので「いいですけど、途中4拍子じゃなくなるんですけど大丈夫ですか?」と確認したところ大丈夫とのこと。
なんでも今すぐ歌詞を書いて歌うんだとか。
へぇー、それはすごいな、でも間に合うだろうか、とか思いながら。
名前を聞くと「イド」と答えた。
え、それってidのこと?anomiaの最初の曲名はid, ego, superegoっていうんだよ、なんて話ながら。
ある程度出来たところで飛び入りをしたいと申し出てみたところ、二人では困るとのこと。
そう、このイベントは「ロックアローン」だから。
そうだよな、イベントの趣旨を尊重しなければ。
でもここでベースの音が入ってるCDRが一枚だけあったという奇跡。
じゃあ、このCDRをPAから流してパフォーマンスするといいよ、ということになった。
実際彼はその方法でステージに上がった。
まあ曲をしっかり把握できていたとは言いがたいが、でもこの行動力が素晴らしいなと思った。
紙に曲構成を書いてあげればよかったかな。
弾き語りの人がほとんどだと思ってたけど、それ以外の人も結構いた。
プリン早食い、一人芝居、直腸検査の話、とか。
俺ももっとやらかすかんじがよかったんじゃないだろうか、と思ったり。
俺の演奏はみんな楽しめたんだろうか。
その後も観て、片付けて、とやっていたら「アノミアさーん」と駈けてくる青年が。
以前対バンしたGhettoのリーダーじゃないか(「Vo&Gt.鳩」と後に確認)。
「もしかして終わりましたか?」
「うん、終わった(笑)。」
覚えててくれて嬉しかった、好きなバンドだから余計に。
とはいえ俺の出番が終わっただけなのでね、吉田君はトリだし。
その後もイベントは順調に進行する。
速いな、流れが。
次回はもっとゆったり観れるように工夫しよう。
次も呼んでもらえるかどうかはわからないが、お願いしますとは言われたが、ありがたい、まあがんばる。
最後、トリの吉田雅志のロックアローンの歌で終了。
全くノリがわからないまま参加したけどとても楽しかった。
機材を片付けてエレベーターに乗ると知らない奥様にマニキュアを褒められた。
配色がいい、と。
カラーコーディネーター2級なんですよ、くらい言えばよかった。
なんか興味を持ってくれてたみたいなんだけど、デモ音源くらい差し上げたかったな。
マニキュアはグリーンとレッド、右手はグリーン中心、左手はレッド中心、若干メタリックで、ってもういいか。
自分でも良い色だと思ってたもんで。
最後、精算。
俺は一人も呼べなかったから5000円だな、申し訳ないなと思ってたら。
「じゃあ当日が一枚出ているので2000円で」とのこと。
いや、間違いだと思うけど。
いや、出てますって。
チェックの欄を間違えたんじゃない?誰か操作したとか?一枚俺名義にしとけば、みたいな、いいっですって、普通に払いますって。
じゃあ確認してみますよ、と確認してもらったらGhettoの鳩さんが俺の名前で当日券を買ってくれたんだとか。
(というかさ、このやり取りを客観的に見ると俺は相当イタイね(笑)。素直に喜べよ、そのあと誰か聞けばいいだろ)
ええ、マジで、そうなのか、ありがたいな。
きっとあの時偶然会ったから、たまたま俺の名前で買ってくれたんだろうと思うんだけど。
それでもありがとう。
anomiaの最初のお客はGhettoの鳩さん。
考えてみれば今回の演奏は観てないんだな、不思議なことだ。
最初にチケット買ってくれる人って誰だろう、って最近よく考えてた。
何人か考えてたけど、まさかだったね。
打ち上げに向かう道中でそのことを説明した。
打ち上げ後にはツーショットで写メを撮らせてもらって。
この写真は俺があまりに不細工なので載せませんが(笑)。
そうそう、打ち上げにはGhettoのベースの乖離さんも来た。
会場へ行ったら終わってたんだそうな。
彼女にシャッターを押してもらってね。
久しぶりに村井さんに会ったりとか、もっといろいろあるんだがまあこの辺で。
仕事が気になり、2次会へは行かずに帰宅。
酒を飲むこともできなかったけど、とても楽しいイベントだった。
まあ、やっぱり音源を作らないとな、と思った。
初めて会った人とかに渡したいし。
今回はanomiaとして初めてのイベント参加、初めての曲ストップ、初めてのチケット売り上げ、といろいろあった。
傍から見ればなんて事はないんだけど、自分のなかでは記念碑的な日になったな。
こうやって成長していくんだろうな、なんて。