ライブ無事終わりました。
リバーストとなってからは初めてのライブ。
でも俺のステージデビューはZ-1だったからね、だから何ってこともないんだが。
20年ほど前になるのか、時の流れは早いもので。
以前と比べていろいろ変わってた。
何より楽屋が別の場所になっててびっくり。
そういえばステージのある空間が広くなってたような。
ほぼ時間通りに到着し楽屋でベースを弾いていると、俺の次のリハのSwitchというバンドが入ってきた。
若そうな男の子が早めに準備し始めた。
エフェクターを見るとどうやらベースっぽいので声をかけてみた。
話してみるとなかなかのベースマニアってかんじで。
まだ19歳だというのに話の内容が30代。
お互いのベースを交換して弾いてみたりなかなか楽しかった。
(ベースがムーンの5弦のフレットレス、ハイC仕様ってどう?俺はぐっときたけど)
そんなこんなでリハの時間。
なんせ初対面のスタッフしかいないから若干の手探り感。
最初からいろいろPAに注文つけたけど、全然お任せで大丈夫だったな。
なんならベースアンプもいらないんじゃ、ってくらい。
前も思ったけど、すごいやりやすい音なんだよな。一体何が違うのか。
なかなか満足してリハを終えた。
本番前の顔合わせ(これっていつからやるようになったんだろう)まで1時間ほどなので出かけるわけにもいかず、楽屋でぼさーっと。
顔合わせの時間が近付くといろんなバンドがやってくる。
そんななか「あれー、?」と言いながら近付いてくる男が一人。
おお、ヒダ君ではないか。
スケジュールにウォークロってなかったけど別のバンドで出るんだそうな。
何年ぶりかね、いろんな話をした。
知らないうちに結婚もしたんだとか、めでたいね。
「ところであの人が結婚したのって知ってますよね?」
と俺が以前お付き合いしていた女性が結婚したことを教えられた。
そ、そうか、それは、めでたい・・・。
自分の中で覚悟は十分していたつもりだったんだが、実際聞かされるとこれはなかなか。
事実を反芻すればするほど。
血液がざわつくというか。
自分の中に堕ちていくかんじだ、重力崩壊だ、Gravitational Collapseだ、あ、ZOEA。
墓穴堀てぇな。
6フィートなんてケチなこと言わず命尽きるまで。
ああ、俺、今、死んだらいいのに。
冗談です。
しかし本番前に言わなくともいいんじゃ、まあ有難い情報だが。
そして顔合わせ。
バンドが紹介されていく中、「アノミアさん」て俺だけ「さん」をつけられた。
なんか「雨宮さん」みたいだな(笑)。
「アノミアのクジョウ」なんだが。
演奏はまあよかったんじゃないかな。
しかしやっぱりショックでね。
全然集中できない。
耳にリズムとベースの音が鳴っているのはわかる、目で見て指を動かす、まるで自分が耳と目と指だけの存在のような。
しかも連動してない独立した耳と目と指。
ものすごい空虚感。
もしくはあの人のことばかり。
どうにか2曲を終え、MC。
雪に嵌った車がいたら助けましょう、という話をしようと思ってたんだけどそんな場合じゃない。
さっき楽屋で元カノが結婚したという話を聞かされましてね、このデリカシーの無さはどうですか。みなさん恋人を大切に、みたいな話をした。
んー、俺気持ち悪いね(笑)。
MCで話したからか3曲目はかなり楽に弾けた。
どうにか終わった。
とてもやりやすい音で4月に予定を入れたかったんだが、まだちょっと決定はできないそうな。人気店だね。
今回は感想を言ってくれる人なんかもいてとてもよかった。
次回いつですか?行きます。と言ってくれる人もいたが。
でもチケット買ってまで観るようなもんじゃないと思うんだよな。
全く同じことをしますよ、MC以外。
だってリズムトラックは絶対だから。
とはいえみなさんありがとう。
お世辞でもお褒めの言葉があるからやってけてる。